この記事では、お風呂のリフォームを検討されている方向けに、
- 予算はどの程度あればリフォームができるのか
- 浴室リフォームで注意しておきたい点
- 費用をできるだけ抑えるための方法
上記についてご紹介させていただきます。
お風呂のリフォームだけに関わらず、費用の相場や減額案を知っておくことは、業者の言いなりにならないためにもとても大切です。
ぜひご参考くださいませ。

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この記事の目次
【費用別】お風呂のリフォームでできること:
お風呂リフォームの価格帯は以下の4つです。
- 50万円以内のリフォーム
- 50万円から100万円のリフォーム
- 100万円から150万円のリフォーム
- 150万円以上のリフォーム
浴室リフォームといっても、シャワーヘッドの交換から旅館のようなヒノキ風呂にするようなリフォームまでさまざまですよね。
価格帯もまちまちになって当然です。
それぞれの価格帯でできるリフォームについて詳しくみていきましょう。
50万円以内でできるお風呂のリフォーム:

予算が50万円以内だと基本的には設備の部分リフォームまでしかできません。
- 浴室乾燥機の交換
- シャワーの交換
予算的にもできる内容は限られますが、1日で工事が終わってしまうような内容のものばかりです。
工期1日かつ低予算で、部分的でも最新の設備に交換可能ということを考えれば、コストパフォーマンスは良いといえるのではないでしょうか。
築10年から15年ほどで「丸ごとリフォームするほどは劣化してないけど…」と思われている方はおすすめだと思いますよ。
お風呂の部分リフォームの費用相場:
ちなみにお風呂を部分リフォームする場合の金額はおおよそ下記の通りです。
リフォーム内容 | 金額 |
シャワーの交換 | 5万円~10万円 |
浴室乾燥機の交換 | 20万円~25万円 |
浴室テレビの取付 | 15万円~25万円 |
手すりの設置 | 3万円~5万円 |
金額の振れ幅があるのは商品価格に幅があるためですね。
” 金額が高いから機能がいい “というわけではありませんが、商品の本体価格が上がるにつれて、高機能なものが増えていきます。
ただし最近の傾向として、安くても機能が豊富な商品が多く展開されていますので、そこまで意識しなくてもいいかなと。
リフォームはどこかで妥協点を持っておかないと青天井になってしまうので、「この機能は本当に必要なのか」ということは常に考えておきたいですね。
交換だけでなく追加も可能:
リフォームというと古くなったものを新しく取り換えることをイメージしがちですが、現状からよりよくすることもできますよね。
例えば、以下のようなもの。
- 浴室テレビの設置
- 浴室オーディオの設置
くつろぎの空間にテレビやオーディオがあると、さらに入浴時間が待ち遠しくなりますよね。
私自身も何件からご依頼を受けたことがありますが、特別感が出るうえに費用がそれほどかからないので、わりと人気ですよ。
50万円から100万円でできるお風呂のリフォーム:

50万円から100万円のご予算であれば、古いユニットバスから新しいユニットバスへ丸ごとリフォームすることが可能です。
ユニットバスの入れ替えで必要な項目は以下の通り。
- 仮設工事:搬入搬出の養生、簡易清掃など
- 解体工事:既存ユニットバスの解体、間仕切り壁の解体
- 住宅設備機器:新しいユニットバスの価格、設置費など
- 設備工事:配線や配管のやり替え
- 木工事:間仕切り壁の復旧
- 内装工事:間仕切り壁の内装
ユニットバスを入れ替える場合は、お風呂と隣の部屋の間仕切り壁を一度解体する必要があります。
一般的には洗面室となっていることがほとんどですね。
この壁を解体しないと、新しいユニットバスを据付できません。
そのため、木工事や内装工事など余分な項目がかかってしまうというわけです。
ユニットバスの入れ替えでかかるリフォーム費用:
ユニットバスを建売の汎用モデルとしてよく使われているLIXILのアライズ(1616サイズ)としてリフォーム費用をまとめました。
工事項目 | 金額 |
仮設工事 | 5万円 |
解体工事 | 7万円 |
住宅設備機器 | 45万円 |
設備工事 | 8万円 |
木工事 | 5万円 |
内装工事 | 4万円 |
その他費用 | 6万円 |
合計 | 80万円 |
ユニットバス自体も本体価格がピンキリです。
- メーカー:LIXIL、TOTO、Panasonicなど
- グレード:高グレード、中グレード、低グレード
- サイズ:1616、1620、1216など
どれを選ぶかで金額も変わりますが、新築工事で使われているようなユニットバスにすると上記のような金額になると考えていただければと思います。
100万円から150万円でできるお風呂のリフォーム:

同じユニットバスへのリフォームでも、現状の壁と床がタイルを貼っているような在来浴室の場合は、100万円以上の予算はご用意しておきたいですね。
- タイルのハツリ作業
- 土間のコンクリート打ち
ユニットバスからユニットバスへのリフォームと大きく違うのは上記ですね。
ハツリ作業は別途費用が追加されるのが一般的ですし、タイル貼りの浴室は土間が土の状態であることがほとんどです。
このあたりで10万円ほどは高くなるかなと。
風呂釜の場合は給湯器の設置も必要:
築年数にもよりますが、在来浴室の場合は風呂釜でお湯を沸かしているケースも多いですよね。
この場合は新しくガス給湯器を設置しなくてはなりません。
今後のことを考えて、キッチンや洗面などもまとめて給湯配管をすると、当然それなりの金額にはなりますよね。
どれだけの配管をするかによって、給湯器の容量(通常は24号)も変わりますので、事前に工事範囲を詰めて検討しておきたいところです。
在来浴室からユニットバスへのリフォーム費用:
上記のように、現状が風呂釜で給湯器の設置が必要とした場合のリフォーム費用をまとめました。
工事項目 | 金額 |
仮設工事 | 6万円 |
解体工事 | 14万円 |
左官工事 | 6万円 |
住宅設備機器 | 60万円 |
設備工事 | 15万円 |
木工事 | 5万円 |
内装工事 | 4万円 |
その他費用 | 10万円 |
合計 | 120万円 |
ガス給湯器を設置する場合は当然のことながらガス工事が関わってきますので、その分設備費用が高くなることになりますよね。
ちなみに、給湯器もエコキュートにするなどの選択肢もありますが、非常に高額になるのでここでは割愛していますのでご了承ください。
150万円以上かかるお風呂のリフォーム:

150万円以上の予算でできるお風呂のリフォームは大きく分けると2つです。
- 在来浴室にするリフォーム
- サイズを大きくするリフォーム
在来浴室とユニットバスで大きく違うのが、現場で一から施工するかユニットを組み立てるだけかということですね。
在来浴室は一から浴室空間を作っていきますので、
- 壁や床のタイル
- 天井材
- 浴槽
- 浴室の扉
まだまだありますが、規格品のユニットバスと違って、何から何まで思い通りの商品を使うことができます。
その代わり、費用も高額というわけです。
どんな商品を使うかで金額が異なるので、概算ですら金額を出せないですが、私の過去の経験から200万円前後くらいが相場かなというところ。
サイズ変更ができない場合もある:
「浴室を大きくしたい!」と考えられている方は多いですが、建物の構造上、物理的に不可能なこともありますので注意しましょう。
やめておいたほうがいい条件は2つ。
- 耐力壁や筋交いなど撤去しなければならない
- 間仕切り壁の基礎部分をハツらなければならない
上記はいわゆる構造体と呼ばれるものなので、基本的に壊してまで広くすることはおすすめしません。
ご自宅を建てたときの図面が残っていればどこに構造体が配置されているか一目瞭然ですが、点検口があればおおよそ見当が付きますので、現地調査のときに可能かの確認はしてもらいましょう。
費用別お風呂のリフォームのまとめ:
予算別にできるお風呂のリフォームをまとめると下記の通りです。
予算 | リフォーム内容 |
50万円以内 | お風呂の設備など部分的なリフォーム |
50万円から100万円 | ユニットバスからユニットバスへのリフォーム |
100万円から150万円 | 在来浴室からユニットバスへのリフォーム |
150万円以上 | 在来浴室へのリフォーム お風呂場を大きくするリフォーム |
- 現状がユニットバス?在来浴室?
- どんなリフォームをする?
上記を意識すると、どの程度の予算が必要なのかが分かりますので、ぜひご参考くださいませ。

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お風呂のリフォームをするときの注意点:
では、続いてお風呂リフォームにおける注意点をご紹介します。
工事の内容によっていろいろとあるのですが、代表的なものが次の2つです。
- 現状よりもサイズが小さくなることが多い
- 工事期間は3日~1週間ほどかかる
それでは見ていきましょう。
現状よりもサイズが小さくなることが多い:
在来浴室からユニットバスへのリフォームを考えられている方向けなのですが、基本的に現状よりもサイズが小さくなることがほとんどなんですね。
現場に合わせて浴室空間を作る在来浴室と違い、ユニットバスは規格品です。
- 1216サイズ(平均的なマンションサイズ)
- 1616サイズ(平均的な戸建てサイズ)
- 1620サイズ(戸建ての中でも大きめサイズ)
などなどですね。
規格品なので、メーカーやサイズごとに “必要据付寸法” という「設置するためにこれだけの寸法が必要ですよ」というものが決まっています。
在来浴室からユニットバスにする場合は、現状のタイルの内のりで納まる寸法にする必要があるので、必然的に小さくなってしまうのです。
工事期間は3日~1週間ほどかかる:
続いて、工事期間。
現状の浴室が何なのか、どんな浴室にしたいのかで期間は変わりますが、早くて3日ほど、平均で1週間程度と考えておけば問題ありません。
- 在来浴室→ユニットバス:約6日
- ユニットバス→ユニットバス:約3日
- 在来浴室→在来浴室:約2週間
- ユニットバス→在来浴室:約2週間
基本的にはユニットバスへのリフォームが圧倒的に多いです(私が現場監督として請けた仕事の9割がユニットバスへのリフォームでした)。
在来浴室へのリフォームの場合は、防水工事やタイル工事など余分な工程によって工期が長くなってしまうことに注意しましょう。
当然ですが、工事期間中はご自宅のお風呂には入れませんので、”知人宅や親戚宅で借りる”、”銭湯に行く”など考えておかなければなりませんよ。

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お風呂のリフォーム費用を抑える3つの方法:
サイズを変更しない:
費用をできるだけ抑えるならサイズを大きくすることは望めません。
現状が1216サイズなら1216サイズ、1616サイズなら1616サイズです。サイズを大きくすると躯体をさわる必要があり、余計な解体工事や内装工事の費用がかかってしまいます。
同じサイズでの変更であれば、解体工事も最低限ですみます。
ユニットバスの汎用モデルにする:
工務店にはそれぞれ得意としているメーカーがあります。その中でも、汎用モデルと言われる商品は、費用も圧倒的に安いのでおすすめです。
メーカー側が得意先用として卸している商品なのですが、価格を抑えるために大量生産をしています。だからといって、欠陥があるわけではないのでご安心を。建売など新築住宅で使われているのがおおよそこのモデルです。
汎用モデルは同じメーカー内でも特に掛率が良く、
- 一般のUB:定価の50%
- 汎用モデルのUB:定価の35%
上記のようなことは結構あるんですね。
機能的にも新築住宅に採用されるほどの装備は整っています。メーカーやモデルにこだわりがないのであれば、検討してみる価値はありますよね。
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