この記事では、「浴室乾燥機の電気代が高くて困ってる!」、「電気代が安くなる方法があるなら教えてほしい!」という方向けに浴室乾燥機の電気代節約術をご紹介させていただきます。
浴室乾燥機は『便利だけど電気代が高い家電』の部類に入るのですが、 電気代の請求書は合算表示されていることも多く、浴室乾燥機にいくらくらい電気代がかかっているのかをご存知の方は少ないかもしれません。
電気代のような必ずかかるコストを節約することは、単純に家計のプラスになるということ。
効果的な節約術を実践して、ぜひコストダウンにお役立ていただければと思います。
ユニットバスのリフォーム費用相場についてこちらの記事で詳しくご紹介しています。
合わせてご参考くださいませ。

この記事の目次
浴室乾燥機の電気代はなぜ高いのか:
家電は大きく分けて、『継続的に電気を消費する家電』と『一時的に電気を消費する家電』に分けられます。
- 継続的に電気を消費:冷蔵庫やエアコン
- 一時的に電気を消費:電子レンジやドライヤー
ちなみに、電気代が高いのは圧倒的に『一時的に電気を消費する家電』の方です。
冷蔵庫など常に電気を使っているので高いと考えがちですが、実は月600円程度(年間7500円程度)しかかかっていません。
浴室乾燥機は、『一時的に電気を消費する家電』のため電気代が高くなるというわけです。
浴室乾燥機の電気代はどの程度なのか:
『一時的に電気を消費する家電』の中でも、電子レンジ(1500W)やドライヤー(1200W)のように使用電力が高いことで知られる家電と同じく、浴室乾燥機の衣類乾燥モードの使用電力は、およそ1100W〜1300Wとなっています。
洗濯物の乾燥にかかる時間を3時間、1kwhあたりの電気代を27円、仮に浴室乾燥機の消費電力を1200wとして計算すると、1回あたりの乾燥に97.2円かかることになります。
毎日のように浴室乾燥機を利用していると、年間で35,478円も電気代がかかってしまってう計算になるんですね。
ちなみに、浴室乾燥機を利用している3時間は、1200Wの電力を消費するドライヤーをつけっぱなしにしている状態と同じということですよ。
メーカーによって電気代は変わるのか:
浴室乾燥機は、「マックス」「パナソニック」「TOTO」が、半分以上のシェアを占めていますが、電気代で大きな差はありません。
各メーカーの一室乾燥(浴室のみ)の機種における、衣類乾燥の消費電力が以下の通りです。
メーカー | 消費電力 | 1回あたりの電気代 |
マックス | 1190W | 96.4円 |
Panasonic | 1250W | 101円 |
TOTO | 1210W | 98円 |
先程と同じく1kwh=27円×3時間として計算したとして、1ヶ月で計算しても、200円〜300円ほどの差にしかなりません。
メーカーを変更すればいいといえるような差額ではないでしょう。
浴室乾燥機の電気代を節約する方法:
ここからが本題。
具体的に浴室乾燥機の電気代を節約するにはどのような対策をとればいいのでしょうか?
効果的な方法は以下の3つです。
- こまめに清掃する
- 利用する時間帯を調整する
- 省エネ機能付きの機種を選択する
こまめに清掃する:
浴室乾燥機の乾燥機能を利用する場合、浴室に湿気が残っていたり、浴室乾燥機のフィルタが汚れていたりすると乾燥の効率が下がります。
浴室に湿気が残っているうちに乾燥モードで運転すると、洗濯物を乾かすのにも時間がかかってしまいとても非効率です。
入浴後に乾燥モードを利用するときは、あらかじめ浴室の水滴を拭き取り、できるだけ湿気を取り除いたうえで利用するようにしましょう。
また、フィルタにホコリや汚れが溜まってしまうと、送風の効率が落ちてしまい、洗濯物が乾きにくくなりますので、1ヶ月に1度はフィルタのホコリを取り除くほうがいいですね。
フィルタの汚れは、運転効率が悪くなるだけでなく、臭いの原因にもつながりますので、こまめな清掃を心がけましょう。

夜間の利用を検討する:
利用する時間帯を工夫することで、年間の電気代を数千円単位で節約することができます。
契約している電気料金プランによりますが、夜間に電気料金が安くなるプランの場合、乾燥機能を利用する時間を夜間に限定することで、電気料金を節約することが可能です。
もし、夜間に料金が安くなるプランではない場合でも、日中の温かい時間帯を狙って乾燥を行うことで乾燥効率を高めることもできますよね。
通常で3時間かかるところを2時間の利用に抑えることができれば、年間11,826円の電気代を節約することができます。
時間を有効活用できる方はおすすめですよ。
省エネ機能付きの機種を選択する:
浴室乾燥機の中には、消費電力を抑えながら乾燥機能を利用することができる『省エネ機能』を搭載しているものもあるんですね。
例えば、浴室乾燥機でNO.1のシェアを誇るマックスのBS-161Hという機種では、2種類の送風で気流を作り、温風を利用する時間を短くすることで消費電力を節約することが可能です。
また、パナソニックのFY-13UG6Eという機種では、『エコナビ』という省エネモードを搭載しており、温度・湿度センサーで衣類の乾燥状態を判定し、温風を利用する時間を自動で調整してくれます。
「そろそろ買い替え時かも」と思われている方は、最新の省エネ機能付き機種にリフォームしてしまうのが電気代を節約するための最良の選択肢だったりしますよ。

まとめ:
浴室乾燥機にかかる電気代の効果的な節約術についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
浴室乾燥機は、浴室や洗濯物の乾燥をボタンひとつで行ってくれる手軽で便利な商品ですが、かなりの電力を消費するため、長時間利用すると電気代が馬鹿になりません。
節約方法もありますが、思い切って『省エネモード』を搭載している機種にリフォームしてしまうのも1つの手段ですよ。
参考記事:
浴室乾燥機の交換といえど、業者によって工事費用はまちまちです。
「意外と高いな」と感じるようであれば相見積もりを検討してみましょう。
