※この記事では、ガスコンロからIHクッキングヒーターへリフォームを考えられている方に実際にかかる工事費用や押さえておいてほしいポイントについてまとめています。
- IHの電源で200Vの専用回路が必須
- 通販での商品購入には十分注意すべき
- 工事費用は20万円~27万円程度

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あなたは「ガス」と「IH」どちら派でしょうか?
ガスコンロを使っているご家庭でも、新しく取り換えるチャンスがあればIHに変更したいと考えられている方も多いものです。 インターネットが昔と比べてすごく普及しましたので、ネットショップで価格の安いIHクッキングヒーターを探すことが簡単になりました。
その影響か、本体価格のみで交換できると考えられている方も大変多いんですね。
「IHからIH」の場合は、現状の型式と合っていれば簡単に交換することができますが、「ガスからIH」は本体価格以外に別途工事費用が必要です。
工事費用を含め、IHを利用できるようにするための専用の工事についても合わせてご紹介します。
キッチンリフォームについて、ご予算別にどのようなリフォームができるのかまとめました。こちらも合わせてご参考くださいませ。

この記事の目次
ガスコンロからIHへのリフォームは専門工事が必須:
Amazonなどの通販サイトを見回ってみると、一般的な3口ヒーターは5万円を下回る商品もありますよね。

これだけ安く購入できるのは通販ならではですが、その影響なのか商品価格のみでIHを使えるようになると思われている方が多い印象です。
特にガスコンロを使われている場合、熱源が『ガス』から『電気』になるわけですから、器具を交換しただけでは使うことはできません。 専門工事が必要です。
どのような専門工事が必要なのか:
ガスコンロからIHに交換するために、最も重要なのが ”電源を取り出すこと” 。IHを使うための電源を新しく分電盤から配線する必要があります。
ここで注意しなければならないのは、照明やコンセントで使う100Vではなく200Vの専用回路が必要という点。
専用回路とは、容量が大きい電気機器を使うときに容量オーバーでブレーカーが落ちることを避けるために単独で配線することです(一般的な照明やコンセントは1つの回路で複数の電源を共有しています)。
加えて、IHヒーターやリビング用のエアコンなどは200Vが使われます。
分電盤の空回路を利用して200Vの専用回路をキッチンまで配線できればIHヒーター用の電源を無事に取り出せたということになります。
200Vの電源を取り出せない場合もある:
少し難しい話ですが、ご家庭への電気の供給方法には、単相2線式と単相3線式の2パターンが存在します(築20年以上だと単相2線式の可能性大)。
単相3線式であれば分電盤内の切り替え作業で簡単に100Vと200Vを変換することが可能なのですが、単相2線式だと200Vの機器は使用できません。つまり、以下のような別途工事が必要になります。
- 電柱から3線を引き込みなおす
- 分電盤や電力計を3線対応に交換
引き込み線及び幹線のやり替え、分電盤交換、契約変更の申請費用を含めて12万円~15万円ほどみておかないといけません(幹線の距離などで変動します)。
分電盤に空回路がなくてはならない:
また、前述したとおり、IHヒーターは200Vの専用回路が必要です。つまり、分電盤に空回路がなくてはなりません。
築浅の住宅だと、もともと業者側が今後のことを見越してIH用の回路を作っていたり、空回路が残っていたりしますが、ない場合は増設工事が必要となります。
増設費用は手間代込みで5万円程です。
3線の引き込みや分電盤の空回路など、専門家に現地調査に来てもらうのが一般的。 リショップナビ であれば金額の比較もできるのでより安く依頼することもできますよ。

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新築工事を計画されている場合は電源を確保しておく:
リフォームとは関係ないのですが、新築工事を計画されている場合。
システムキッチンを選択するときに、調理器具をガスコンロとIHクッキングヒーターから選択することになるのですが、ガスコンロを選ばれた方も、IH用の電源を一緒にシステムキッチン裏まで配線してもらうのが賢明です。
現状ではガスコンロがいいと考えていても、この先30年、40年と住み続けることになると思いますので、その間にIHに変更する可能性は十分にあり得ます。
後からリフォームはもちろんできるのですが、結局は配線をやり直さなくてはなりません。
キッチンの位置によっては、配線を壁裏や天井裏に隠せずに露出配線となる可能性もありますので、最初の配線のときに一緒にされることをおすすめします。
ガスコンロからIHにする工事費用:
ガスコンロからIHクッキングヒーターへリフォームする工事費用の内訳は下記の通りです。
見積もり項目 | 金額 |
ガスの閉栓、撤去 | 25,000円 |
ガスコンロの撤去、処分 | 15,000円 |
分電盤からキッチンまでの配線 | 50,000円 |
IHヒーターの商品本体 | 120,000円 |
IHヒーターの搬入、取付 | 20,000円 |
諸経費 | 5,000円 |
まとめると、24万円ほど。IHの本体価格は商品によって上下しますので、工事費として商品費用+12万円ほどかかるとみておきましょう。
IHヒーターの本体+工事費12万円が相場
ちなみに、IHの商品費用はスタンダードタイプで約8万円、高グレードタイプになると15万円ほど。ガスコンロからIHヒーターへのリフォームは20万円から27万円が相場というわけです。
ガスからIHへ交換してより快適に:
ガスコンロからIHクッキングヒーターに交換する工事費用や注意点についてご紹介させていただきました。
あくまでもネットの価格は本体代のみなので、別途工事が必要です(本体費用のみで使うことができると思われている方が意外にも多いので、今回記事にさせて頂きました)。
単純に交換するといっても20万円以上と決して安いリフォームではありません。見積もり比較サイトの リショップナビ を活用してコストを抑えてリフォームを依頼できるといいですね。

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参考記事:
リショップナビを含め、現場監督の著者がここを利用すれば間違いないという比較サイトを厳選してまとめました。

「キッチンリフォームでどれくらいの予算を用意したらいいの?」とお悩みの方は以下の記事も合わせてどうぞ。 予算別にどのようなリフォームができるのか、ご紹介しています。
